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  3. 高校生になると変わること
三角定規

高校生になると変わること

中学校までと高等学校で異なること

中学校と高等学校は同じように数十人のクラスメイトと一緒に机を並べ、先生を前に勉強をしていくということが時間のほとんどなる点ではほとんど変わりのないものです。

ですが中学校までの教育課程は義務教育であるのに対し、高等学校以上は任意で進学するかどうかを決めます。

とはいえ実質的にはほぼ全ての中学校卒業生が何らかの形で高等学校に進学をしている現状を考えれば、ほぼい義務教育といっても差支えがないほどに国民生活に一般的に定着をしています。

実際中学校から高等学校に進学してもそれほど大きな変化や抵抗感を感じるというような生徒も少ないかと思いますが、細かい点をみていくとやはり中学校と高等学校にはいくつかの違いがあることに気が付きます。

中学校の場合には義務教育ということもあり、自分でどこかの私立校に進学をしている場合を除けば、その子の学力に関係なく地域の学区内の同年代の子供が同じクラスになります。

ですが入学のために試験が必要になる高等学校においては、生徒の学力はそれぞれの学校別に切り分けが行われるため、中学校でとれていた成績がそのまま継続するということはなく、大幅に難易度の高まる学習内容に従い新たな順位がついていくことになります。

それまで公立中学校にかよっていた人にとっては、学区外の人といきなり多く接することにもなるため、そこで全く違った人間関係やグループができるということもよくあります。

大学受験に備えるということ

高校に入ったならすぐに考えておきたいのが大学入試への準備です。

最近は推薦で高校に入るというケースも増えてきていますが、大学進学を考えるとなれば中学校のとき以上に推薦のための準備を早い段階からしておかなくてはいけません。

中学生が高校入学のために推薦を受ける場合には、在学中3年間の成績や部活・生徒会等の活動が大きな位置づけとなりますが、大学推薦ではそれだけではありません。

指定校推薦や公募推薦、AO入試といったようなさまざまな推薦の方法があり、それらの方法は出願方法や条件などが大きく異なってきます。

そのため大学進学者が多い高校になるほど入学直後からそうした大学入学のためのセミナーが開催されており、できるだけ早い段階から進路を意識していくことが必要になります。

もちろん高校3年生になってから一般入試で大学を目指すということも十分にできますが、例えば芸術系や国際学部系などやや特殊な学部学科への進学を狙うというときには早めに進路を決めて置いた方がなにかと有利です。

社会的責任も大きくなります

中学生も高校生も未成年という意味では一緒であるため、社会人になると発生するような大人としての責任はまだ完全に負うことはありません。

ですが高校生となる15歳以上になると、法律的に責任はかなり多くなり、その分できることの範囲も一気に広くなります。

例えば学生アルバイトがそうで、15歳の誕生日を迎えたあと最初の3月31日を過ぎれば自分の意志でアルバイトをすることができるようになります。

ただし一定の職種や業務内容など制限はありますが、それでも自分で働いてお金を稼ぐことができるということはかなり大きな変化です。

他にもバイクの免許を取得することができるようになったり、婚姻が可能となるなどいくつかの社会的許可が受けられます。

しかしながら喫煙や飲酒、ギャンブルなど未成年では行ってはいけない行為もまだまだたくさんありますので、それらはきちんと法律を順守して成人までは行わないようにしなくてはいけません。