1. >
  2. 高校がもっと楽しくなる!
黒板

高校がもっと楽しくなる!

高校生という時期とは

高校生として過ごす時間は、普通年齢としては15~18歳までの3年間です。

これは人間の成長課程で見ると「思春期」と呼ばれる11~18歳くらいまでの時期の後半で、専門的には「思春期後期」と呼ばれる段階にあたります。

思春期には心と体が急激に成長し変化を見せていくものですが、後半くらいになってくると体つきも気持ちもかなり大人に近くなり落ち着いた状態になっていきます。

とはいえまだまだ思春期の途中でもありますから、言ってみれば大人になる直前の不安定な時期ということになります。

高校3年生くらいになると男子も女子もかなり体つきは大人に近いものになりますが、反面で心の成長が十分に追いついていかないということもよくあり、それが思春期独特の漠然とした抽象的な悩みになっていったりします。

あとから考えれえば「なんであんなことに悩んでいたんだろう」と思うような悩みも高校生という時期にはまるで世界の全てのような深刻な悩みに思えたりするものなので、それはそれとして受け入れつつ本気で悩んでみるということもまた正しい高校生活の過ごし方と言えるでしょう。

高校生だからできること

高校生は未成年として過ごすことのできる最後の学校生活でもあります。

高等学校は小中学校と違って義務教育ではありませんが、クラス単位で机を並べ同じ教科を勉強していくというスタイルは小中学校と同じく、そこにいる生徒たちに強い連帯感をもたらしてくれます。

その連帯感や仲間意識は、学校行事として年間を通して行われる文化祭や体育祭、修学旅行や球技大会といったところに表れてきます。

高校生のときにはそういったクラス活動が面倒に感じることもよくありますが、毎日顔を合わせているクラスメイトと一つの目標を目指すという経験はその後の人生では決して経験できないものであるので、できるだけ積極的に参加をしていく方がよいでしょう。

仲間と一緒に何か一つのことを成し遂げていくという経験は社会人になってからよい思い出になるともに、仕事をしたり地域行事に参加したりするときのためのよい練習にもなります。

普段の生活の中で行う一つひとつのことは全て貴重な時間と経験であると思えば、自然と毎日を大切にしていくこともできます。

悩むこともまたひとつの経験

しかし高校生という思春期後期の時間というのは、わけもなく悩んだり考えこんでしまったりする時期でもあります。

そのため友人関係で悩んだり、好きな子ができてその人との距離感に悩んだりということもあります。

ですがそんな悩みもいわば大人になるための準備のための課程であり、ある時期が過ぎるとまるでつきものでも落ちるようにすっとキレイに流れていってしまうものです。

悩むときには思いっきり悩み、活動をするときには全力で取り組んで前向きに高校生活に向かっていくということこそが、最高の高校時代を作るための方法となります。