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お酒

お酒・タバコはほどほどに

今どきの大学生の飲酒・喫煙事情

現在親の世代にあたる人たちなどは、大学生になった途端に先輩から飲酒や喫煙の習慣を叩きこまれたといったようなことを経験していたりします。

時代は変わり社会情勢は変化したことで、大学生ならば当然飲酒や喫煙はするものという意識はだいぶ薄れてはきましたが、それでも成人を迎えたことでせっかくだからと喫煙や飲酒を習慣として始める人はいます。

ですがここ近年急激に飲酒や喫煙による健康被害について注目がされるようになってきたことにより、むしろそうした習慣はできることならしないほうがよいことという認識が広がりつつあります。

飲酒について言うならば、サークルでの飲み会でよく見る風景だった一気飲みやお代わりの強要といったことが急性アルコール中毒を引き起こし、死亡につながる事故が起こったことにより学校内での飲酒についてはかなり厳しく言われるようになりました。

タバコについてはもっと厳しく、校内で分煙が進み場合によっては敷地内全域が禁煙になっているような学校も多く見られています。

米国の薬物やアルコール問題

日本国内で飲酒や喫煙が厳しく見られるようになってきた背景には、米国の大学でそれらが大きな問題になっていることがあります。

大学生の羽目外しが問題になるのは日本よりも米国の方がむしろ本場といってもよいほどで、急性アルコール中毒や飲酒運転による事故や、喫煙の延長としてドラッグ吸引が行われるといったことが大きな社会問題になってきています。

米国では大学生の多くが寮で生活をしていますが、その中で深酔いをしていたりドラッグ使用が発覚したりすると即退学という処分がくだされる程にもなってきています。

それでも一向に数が減る気配がないというのも大きな問題なのですが、こうした飲酒や喫煙(ドラッグ含む)の取り締まりの強化の流れはこれからも日本でも同様に行われていくことが予想されます。

かなり深刻な飲酒被害の実態

タバコについては日本でも若い世代になるほど習慣にしない人が増えているため、これからもきっと成人はしたもののタバコは吸ったことがないというような人の割合は増加していくことでしょう。

ですがその半面で問題が重大になってきているのが飲酒による事故です。

既に一気飲みや強要はそれほど当たり前にされなくはなってきていますが、それでも東京都内だけで年間1万人以上の人が急性アルコール中毒で病院に搬送されているという事態はしっかりと知っておく必要があります。

そうした急性アルコール中毒患者が急増するのは春先の新歓コンパが多く行われる時期とのことで、患者さんの中には20歳未満の未成年も多く含まれています。

仮に未成年者が急性アルコール中毒として搬送された場合、生命はとりとめてもそのことを理由に退学という処分がくだされることもあります。

飲酒や喫煙については十分に節度を守り、決して周囲に迷惑をかけないようにルールを守って行っていくようにしましょう。