大学における部活とサークルの違い
大学に入っていくつかサークルを調べていると、「部活」として募集をしているところと「サークル」として募集をしているところがあることに気が付きます。
一見わかりづらい言葉の分け方ですが、実際のところ活動はかなり違うのは自分がどちらに向いているかはすぐに判断がついきます。
平たく言ってしまえば、「部活」とは本気でその競技に取り組むためのグループであり、「サークル」は活動そのものよりも交流をメインにしているグループというふうに言えます。
わかりやすい例で挙げれば同じ大学内でのスポーツ団体であっても駅伝や大学野球といった本格的な大会のためのスポーツをするのが「部活」で、ジョギング程度や草野球を楽しむといったようなスポーツをするのが「サークル」ということになります。
高校時代の推薦受験で「AO入試」というものがありますが、この条件としてスポーツを出している大学もありますし、そもそも高校時代のスポーツ大会で高い実績のある人が大学側からスカウトを受けるということもあります。
一般入試で入部してきた人であっても本格的な部活に入部することはもちろん可能なので、もし憧れの監督や選手のいる大学でスポーツを本格的にやりたいという人はそうしたところを選ぶのもひとつの方法でしょう。
スポーツ推薦・AO入試とは
高校時代から本格的にスポーツをしてきた人ならイメージしやすいかもしれませんが、中にはスカウトの声はかからなかったもののその競技を本気で好きでどうしても続けたいというふうに考える人もいるでしょう。
そうした人におすすめなのがスポーツ推薦やAO入試の利用です。
スポーツ推薦の場合、高校時代の成績から評定平均値を出してその基準が一定以上であれば資格は一応あります。
ただし日本体育大学や筑波大学のようなスポーツに相当に力を入れている大学にスポーツ推薦を希望するというときには、何らかのスポーツ競技において全国規模の体育大会(高校総体、国体、全国選手権など)で特に優秀な成績を残していることが必要になってきます。
そうした推薦に漏れても、一般の学力入試で入学をした上で入部を希望することももちろんできます。
しかしそうした体育系に力を入れている大学では相当の実力がないと試合に出られないため、かなりの覚悟をもって部活に入るようにした方がよいでしょう。
なおスポーツ推薦で入部した人の場合、単位取得に特別の配慮がされることはありますが、一般入試での学生にはそうした措置はまずとられません。
大学での部活経験は就活にも役立ちます
いろいろと批判的な意見を受けることもありますが、日本の企業においては体育会系出身者はやはり重宝される傾向にあります。
特に厳しい練習をくぐり抜けてきた部活経験者というとかなり採用の現場での印象はよいようで、何らかの大会で実績があればそれだけでかなり有利に就活を進めることができます。
就活のために部活に入るというととても動機が不純なようですが、それだけ将来的に自分の糧になるということです。
高校まで本気でやってきた部活があるなら、ぜひ大学でもその努力を継続してみてください。