友だちと一緒に遊べる時間をたくさん作れるのも、学生の間だけです。
社会人になると、それぞれが忙しくて集まる時間がとれない、お互いの職業によって休みが合わないなど、自然と友達との時間が少なくなっていきます。
さらに結婚や出産、子育てなどのライフイベントがはじまると、なおさら集まる時間は限られてくるでしょう。
だから、気の合う仲間とは、なるべく多くの時間や経験を共有したいですよね。
せっかくなら、学生時代のうちに海外旅行に行ってみませんか？身近で人気な韓国で、思いっきり食べて遊んで、一生モノの思い出をつくりましょう。
ここでは、海外旅行の初心者さんに向けて、韓国旅行の魅力や楽しみ方をまとめました。
最近の韓国情報や海外旅行の前に準備すべきこと、注意点についても記載しています。
なぜ人気？韓国の魅力まとめ
韓国はここ数年、日本からの海外旅行先として常に高い人気を誇っています。
なぜそれほどまでに、韓国旅行に人気が集まっているのでしょうか。
アクセスしやすい
韓国は、はじめて行くと拍子抜けするほど近い国です。日本各地から韓国・ソウル行きの直行便が就航していて、とにかくアクセスしやすいのが特徴です。
成田空港からだと直行便で約2時間半、関西国際空港からなら約2時間でソウルに到着します。
場所によっては、北海道や沖縄旅行よりも近く感じてしまうかもしれませんね。
そのため、週末や土日を利用した旅行者も多く、ちょっとしたお出かけ感覚で行けちゃうのが魅力です。
バイトに忙しい友達やインターンを始めてしまった友達がいても、2泊3日など、短期で予定を合わせて行けるので、忙しい学生にも嬉しい旅行先と言えます。
美容好きな女子におすすめ
韓流コスメがブームになったように、韓国はプチプラで優秀なコスメや美容グッズの宝庫。円安が進んで従来よりもお得感を感じにくくなってはきたものの、機能性の高い化粧品が日本よりもリーズナブルな価格で手に入ります。
また、美容大国ともいわれるように、エステや整形といった美容施術も進んでいるので、韓国旅行へ行ってキレイになりたいという女性も多いのではないでしょうか。
そのため、学生の間でも特に女子同士のグループい人気があります。
K-POP好きにはたまらない
BTSやTWICE.に代表されるようにK-POPカルチャーが世界に広がり、韓国のアイドルや歌手、映画スターなどを求めて韓国へ訪れる人も多くいます。お目当てのグループのライブのために、仕事を休んでソウルへ通う人が身近にもいるのではないでしょうか。
K-POPに限らず、日本では韓国のドラマや映画も浸透しているので、ドラマの撮影で使われたロケ地など、いわゆる「聖地巡り」で訪れる韓流ファンも。
現地で韓国のカルチャーを肌で感じられるのは、好きな人にとってはたまらないようです。
おしゃれなショップがいっぱい
首都ソウルを中心に、至るところに点在するおしゃれなブティックやカフェを巡るのも韓国旅行の楽しみのひとつ。
日本の渋谷や表参道のように洗練されたエリアもあれば、レトロな雰囲気のショップが集まる町ごとおしゃれな地域などもあり、立ち寄る先々でちがったおしゃれさを感じることができます。
特に観光地に行くわけではないけれど、街に佇んでいるだけで満足という方もいるようです。
観光できる名所もしっかり
ソウル市内には、朝鮮王朝時代の王宮「景福宮（キョンボックン）」や日本の京都のような街並みが美しい「仁寺洞（インサドン）」など、韓国の伝統を感じられる名所やエリアがあります。
また、ショッピングやグルメを楽しめる東大門・南大門市場、明洞の繁華街、梨泰院（イテウォン）など、観光客でにぎわっているエリアも多数。
ソウル市内だけでも韓国に来た！と感じられる観光名所がたくさんあるので、短期間でも韓国を満喫できるのです。
ごはんが美味しい
アジアの他の国と比べても、韓国は「ごはんが美味しい」と感じる人が多くいます。
主食が日本と同じ米である点や麺や魚を食べる文化など、ベースとなる食文化や味の好みなどが日本人に近いことからとされています。
また、韓国料理はすでにポピュラーな料理として浸透しており、ふだんの食事で味わう機会も増えています。日本では韓国料理を食べられるお店が普通に存在するので、日本人が韓国の味に慣れているのも理由のひとつです。
韓国旅行におすすめのシーズンは？
韓国は、日本の新潟と緯度がほとんど同じところに位置しています。また、日本のように四季を感じられる気候ではありますが、冬の寒さは新潟と同じように厳しいのが特徴です。
日本と同じように、春や秋なら気温も過ごしやすく雨も少ないので、晴れた日に旅行したいのであれば春秋がおすすめです。
季節を通して日本とほとんど変わらないので、日本人がいつ韓国へ行ってもそれほど困ることはありません。
ただ、夏は冷房が効きすぎている、冬は冷え込むことも多いので、季節に合わせて羽織るものや防寒着を持っておくと安心です。
パスポートやビザはどうする？
パスポートの有効期限に注意
海外の国へ入国するのに不可欠なのがパスポートです。海外へ行くのがはじめてという方は、韓国旅行の予定が決まったらまずはパスポートを取得しましょう。有効期間が5年、10年の2種類あり、どちらかを選ぶことになります。ただし、20歳未満の学生は5年旅券のみの発行となりますので、自分の年齢に合わせて取得してください。
パスポートをすでに持っているという人は、有効期限をチェックします。
韓国の場合、入国時にパスポートの残存有効期間が3カ月以上なくては入国できません。「まだあと3か月使えるから」と思っても入国を拒否されてしまうことがあるので、有効期限が半年を切った時点で更新をおすすめします。
90日以内ならビザ不要
また、外国へ入国するために、相手の国から発行される書類がビザ（査証）です。
アメリカ旅行などにはビザが必要ですが、日本国籍の人が韓国へ行く場合、観光や短期商用が目的の90日以内の滞在であれば、基本的にビザは必要ありません。
ただし、昨今の新型コロナの流行期には、日本人旅行者もビザが必要になるなど、特例措置がされる時期もありました。海外旅行前には直近の情勢や相手国のルールを必ずチェックして、スムーズな旅ができるよう備えることが大切です。
旅費っていくらくらいかかる？
韓国までの航空券代は、往復で2～3万円程度、ホテルはソウル市内なら日本のビジネスホテルと同じくらいの価格からあり、その他移動費を含めても5～6万円の予算があれば不自由なく旅行ができます。時には、航空券にホテルがついて2～3万円台のパックツアーもあり、旅行時期によってはとってもお得な旅ができるでしょう。
なるべく予算を抑えたい学生にとっては、かなり嬉しい価格帯です。
また、食費も安く屋台などを利用すれば、1食500円くらいで済ませることもできます。友達同士でシェアする鍋料理や焼肉屋さんも多いので、それほど気負いする必要はありません。
ホテルの押さえ方
旅行社で個人旅行を手配する場合は、旅行社が提示したホテルから選ぶことになりますが、最近では韓国のホテルに直接予約ができる旅行サイトも多くあるので、友だちと相談しながらワイワイ決めるのもおすすめです。
日本人観光客が訪れる韓国のホテルなら、公式サイトや旅行サイトもきちんと日本語で書かれているので、韓国語が分からなくてもスムーズに予約ができます。
韓国の公共交通機関について
ソウルには地下鉄などの公共交通機関が発達しています。バスやタクシーも日本と同じようにたくさん走っていますし、しかも日本に比べて料金が安めです。
地下鉄やバスなどは、交通機関共通で使える電子マネー「T-money」がお得で便利。日本のSuicaやPASMOなどと同じように駅構内で発行できますし、乗り換え利用もスムーズになります。目的地の料金をチェックする手間も省けるので、地下鉄やバスで移動するならぜひ発行しておきましょう。
慣れない電車や地下鉄に迷いそうなときには、タクシーを利用するとスムーズです。
日本語って通じるの？
韓国の中でも、ソウルは観光都市です。多くの外国人観光客を受け入れるためにさまざまな対応をしています。観光地では日本語のガイドブックを渡してくれたり片言の英語や日本語で話してくれたりするので、韓国語が分からなくてもとくに問題ありません。
また、日本人が宿泊するホテルなどには、日本語を話せるスタッフが常駐していることが多いです。チェックイン時なども日本語で対応してくれます。滞在するホテルでのやり取りが不安な場合は、ホテル予約の際に、日本語に対応しているかを確認しておくと安心です。
最近ではスマホの翻訳アプリも発達しているので、文章を見せながらのコミュニケーションも気軽にとれます。言葉の壁を気にせずに、思いっきり楽しめるでしょう。
ネット使えないとかムリ！どうすれば良い？
ネット大国でもある韓国は、公共の場所では必ずと言ってよいほどフリーWi-Fiが飛んでいます。ただ、移動の多い旅行中、行く先々でたびたびフリーWi-Fiを探しているようでは、時間も手間もかかってしまいます。
また、速度に問題があるフリーWi-Fiも多いので、ストレスなくネットを使いたいのであれば、空港の到着口などで貸し出しているレンタルWi-Fiを調達するのがおすすめです。
旅行中モバイルWi-Fiを貸してくれるサービスで、1週間レンタルでも3000円程度とリーズナブルな料金設定。グループで1つ借りておけば、シェアして利用することができます。
日本で韓国用のWi-Fiをレンタルしている会社もありますが、到着して現地空港で借りて、帰りのフライト前に返却するサービスも多くあります。
現地のレンタルWi-Fiの料金は、基本的に前払い制です。返却にも時間がかからないので、ちょっと余裕を持って空港へ着けば、余裕を持って返却できますよ。