サッカーボール

部活に入ろう

高校生なら部活をやっておくべき

高校生活の思い出は何ですか?というような質問を社会人の人に聞くと、かなりの割合で返ってくるのが「部活動」という回答です。

学校生活の中で何らかの部活に所属していると、クラスの同学年の人だけでなく先輩や後輩といった普段接点のない人達と関わりがもてます。

どんな部活に入るかやその部活の風潮といったものにもよりますが、先輩と親しくなることで受験や先の勉強について詳しい情報を仕入れやすくなりますし、そこから自分の進路を決めていくきっかけがつかめます。

部活動をしていると大抵見習いたい素敵な先輩が一人二人はいるものなので、そうした人の背中を追いかけて自分の技術を磨いていくというのもまた青春らしい風景になります。

また中学校のときと比べて高校になると入れる部活の種類もかなり増えてきますし、出場を目指す大会の規模も相当に大きなものになってくるので練習のしがいもがぜん湧いてきます。

体育会系部活はやはり人気

少し以前までは高校の体育会系部活というと、「勝利至上主義」「上下関係が理不尽なくらいに厳しい」「根性論優先の非効率トレーニングが多い」といった批判を受けることもありました。

現在もそうした批判の対象となるような部活がないというわけではありませんが、一昔前に比べてかなり状況は改善されています。

ベネッセ・コーポレーションのアンケート調査によると、高校に入学した新入生への入部傾向としては全体の約8割が何らかの部活に入部をしており、男子は全体の約6割、女子は約4割が体育会系を選んでいることがわかっています(2007年のデータより)。

男女別に人気のある体育会系の部活をみてみると、男子ではサッカー部が一番人気となっており、ついで野球部、バレー部、陸上部、バドミントン部と続いています。

女子ではバドミントン部が一番人気があり、以降バスケット部やテニス部、弓道部、サッカー部と続きます。

また体育会系部ではないのですが、吹奏楽部は男女ともに人気が高い部活となっており、肺活量を維持するために運動を毎日の練習で行うというようなこともされています。

文化系でも人気の部活があります

一方で文化系の部活として人気が高いのは、何と言ってもダントツで軽音楽部です。

軽音楽部は男女ともに高い人気の部活となっており、学校でバンドを結成してライブを行うというような積極的な活動も行われています。

ただ最近は「のだめカンタービレ」や「スゥイングガールズ」といった吹奏楽をモチーフにしたマンガや映画が流行した影響もあってか、軽音楽部に追いつく勢いで吹奏楽部への入部希望者が増えているという傾向も見られます。

文化系の部活ならやはり音楽系が強いということは確かなようです。

文化系の部活の場合、体育会系の部活よりも規則が比較的ゆるいということもあり、アルバイトをしつつ自分のペースで部活に参加できるということも人気の理由となっています。